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娘を送った後、僕は何を感じるのだろう

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半年間の潜在意識のコーチングトレーニングを終えて、私は驚くほどの知識と経験と体験を身体中に感じた。その記憶は今でも鮮明だ。
もう何も怖いものはないのではないか。
そんなことすら思っていた。
しかし驚くようなその体験は一時は自分を幸せにしてくれる。
まるで麻薬のように。

それは僕にも一人いる離れて暮らす愛する娘。
今は僕らは離婚をし、娘はママと一緒に暮らしていてとても楽しそうだ。
そんな娘も会うと「パパのことも大好きだよ」そう言ってくれる。
その瞬間身体中に力がみなぎって、何があっても今まで以上にこの娘を愛したい。そう自分に言う。

コーチングトレーニングで僕が感じた変化とは、娘とことばかりだった。
あの娘と意識が繋がった感覚は、プロとのセッションがないと感じてもなかったものとして、僕の体感からは消えて無くなっていたと思う。記憶ごと。

そして娘送っていき、玄関に着くとママーと嬉しそうに帰る娘。そうなるとパパのことなどもうどうでもいいようだ。
その瞬間僕の中からはすべてのエネルギーは奪われて、シュンとした気持ちでまた車の運転席に乗り込む。

帰り道は一人で大きな音で静かな音楽を聴きながら帰る。
その気持ちを癒すように。
寂しくてたまらない胸の奥の塊に。

子供との絆。ってどういうものだろう。
毎日それを思うと胸が締め付けられる。
もう二度と娘との愛する日常など来ないような気がしてしまう。

そんな時はホオポノポノの四つの言葉をその締め付けられるような胸元に向かって投げかける。
その締め付けられるざわつきに「あなたはそこにいていいんだよ」
そう言うと、すっとそのざわつきがみぞおちを通って体の奥深くへ通り過ぎていく感覚が現れる。

僕は毎日そんな自分とのコンタクトを繰り返している。
人が寂しがることは何も悪いことではない。

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