1月23日に見た嫌な夢と、再び見た枕の中の光景

こんなイメージを見たのです。

手術から3日目の昨晩、眠りにつくととても嫌な夢を見た。

自分の子供を含め、大勢の子供達が遊んでいる。反対側では大人達が低いテーブルを囲み騒いでいる。

私は自分の子供を抱え、走り遊ぶ子供達と居た。
娘がある機械の部分に沢山の髪。が挟まっているのを見つける。
「あれ?」
と指をさした方へ私が近づくと、目の前の高さの台で倒れている子供を見つけた。
子供は一才半くらいの細身の男の子。
無地の生成り色の長袖のTシャツ、濃い緑色の長ズボン。髪は短目だったがしばらく切ってはいないような髪先だった。

倒れた背中が見えていて子供はもがいている、よく見ると左手を何かローラーのようなものに挟まれていた。
私はあわてて駆け寄り、子供に近づいた。うつ伏せの子供の脇からは、緑色の透明に光った液体が流れていた。私は子供を引き出そうとした。
手が挟まっている。しかしこのままでは体ごと引きずり込まれてしまうと思い、力を入れて子供を引き出した。
子供の手は無惨な状態だった。血まみれの手をぶら下げ泣き叫ぶ子供を抱え、私は大人達が集う方へ大声で訴えた。
声がでない。叫んでも叫んでも声がでない。うめき声のような声で大人達に訴える。
悲しい。とても悲しく苦しい気持ちになった…。

そこで目が覚めた。
明かりを消して寝た部屋はまだ暗闇だった。目を瞑った世界と目を開けた世界の境目がわからないまま、ある光景が飛び込んできた。
投稿した絵のように、真暗な背景に緑色で淡いながらも確かな光を出し、しっかりとした輪郭の幾重もの幾何学模様。それが右から左から上から下から重なるように現れ、細かく振動した。
※パソコンのトラックパッドでよれよれ描いております。笑。
私はしばらくその幾何学模様を一つ一つ目で追った。
10秒にも満たなかったと思う。すると今度は赤色に変わった。そこで現実の意識がはっきりし、完全に目が覚めた。

疲れた。
久々に疲れる夢だった。子供のあのような悲惨な状況を見て嫌な動悸がした。
その子供はある知り合いの子供では?と思えて怖くなった。
はっきり子供の顔は見えなかったのだが、そのお母さんのイメージが浮かんだ。何もなければいいのだけど。夢とはいえとてもそんな恐ろしい事を本人に伝える事などできない。いやただの夢だ、伝える必要はない。私は自分でその子をイメージし、できる限りの祈りを送った。

まばゆい幾何学模様。あんな光景を見たのは子供の頃以来だった。
当時部屋の窓際の端が私が寝る場所となっていた。
窓は華奢な木の格子の窓ガラスで、風が吹くガタガタとうるさくて怖くて仕方がなかった。アルミサッシいいな。と些細な夢をつぶやく少年時代。

当時家族がまだ誰も布団につかない時間の夜、一人その格子窓の窓際に寝る。ごろごろと上を向いたり横を向いたり。そして思い出したように枕に顔を埋める。
しばらくするとその真っ暗な世界に明るい星粒が映し出される。そして次第にその星は数を増やし、しばらくすると目映いくらいの星空になった。枕の中のその満天の星空はキラキラと輝き心を圧倒させる。あっちでキラキラ、こっちでキララと。

私は「は〜」とため息をつきながら心を踊らせその光景を見続ける。すると今度はその星空の先から何かが飛んでくる。ある時はデパートで叔母と乗るエスカレーターのイメージを背景に、おもちゃやらマネキンやらぬいぐるみやらが飛んできたり。私は一つ一つを丹念に目で追う。消失点の先から飛んできては通り去る。何度も何度も何種類ものイメージを見続け、何度も何度も何種類ものイメージが小さい私の顔をかすめ通り過ぎた。静かに暗くなった画面を確認し、枕から顔を上げる。
そんな事を日々楽しんでいた。

大人になってからふと思い返すと、いつからあのイメージを見なくなったのだろう。事ある毎に、思い出したように気になったりした。
昨日のあの緑色に光る幾何学模様のようなイメージは、当時とは少し種類の違うものだったけれど、あの頃見たイメージと同じ所からやってきたように思えた。

とても久しく見れたあの不思議な光景は素晴らしかったが、夢の中の小さい男の子の事を思うと、とても胸が痛んだ。

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